自然のツヨサ
こんにちは。ドラグノフです。
あれだけあった雪の姿も無くなり、北海道もやっと暖かくなってきました。
今日は自然の凄さを感じる出来事があったので紹介させてもらいます。
みなさんは雪にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
サラサラ、ふわふわ、粉みたい、キレイ、いろいろなイメージがあると思います。
僕の雪に対するイメージをお伝えします。
コンクリートよりタチが悪い天空より舞い降りし白い悪魔
- 朝起きたら60センチぐらい積もってて玄関があかない。
- 水分を多く含んだべた雪は尋常じゃないくらい重い。
- べた雪は夜までにどうにかしないと凍ってコンクリートのようになってしまう。
上記は僕が毎年冬に経験することです。
べた雪は本当に重たくて、除雪するのが大変です。
屋根に積もった雪の重みで建物が倒壊なんてニュースも北海道ではよくあることです。
雪の重みで壊れてしまうのは家屋だけではないのです。
こちらの写真をご覧ください。
雪の重みで折れた桜の木です。
このように樹木までが雪の重みに耐えられずに折れてしまうのです。
この桜の木は、先週撮影したものです。
折れている枝の先端まで、立派な蕾が沢山付いていました。
こんな姿になってしまっても、花を咲かそうと頑張っていたんです。
ただ、今はもう折れてしまった先の枝はありません。
この状態では危険なので、今日枝の根元から切り落とされました。
まだ咲いていない蕾をたくさんつけた枝は、小さく切り分けられ、トラックで運ばれて行きました。
自然の厳しさを感じながら帰路を辿り、帰宅した僕の目に映ったものは。。。
桜が咲いている!!
今日折れて切られてしまった桜の木を発見した時、森を管理している自治体に電話で問い合わせました。
僕の予想通り、枝は切られてしまうという回答でした。
その時、僕は自治体にひとつお願いをしました。
「どうせ切っちゃうなら、折れた先の部分、少し持って帰っていい?」
そうして許可を得て、自宅の花瓶に挿しておいた桜の枝。
今朝出発するときはまだ咲いていなかった桜。
元の枝が切られ、運ばれていったこのタイミングで開花するなんて。。。
感動。
花を咲かせることなく処分されてしまう桜。ならば僕がひと房でもいいから咲かせてやろうと持ち帰ったのが始まりでした。
これから樹木について勉強して、この桜を元の場所に戻してあげる方法を考えようと思います。